なぜ読書をするのか?~斎藤孝『読書力』を読んで~

Essay

こんにちは。いどっちです。

今回は部屋の掃除をしていたら出てきた、斉藤孝の『読書力』に基づいて、「なぜ読書をするのか」について解説します。

早速解説といきたいところですが、その前に大学生の読書習慣の実態を見てみましょう。

全国大学生活協同組合連合会 第54回学生生活実態調査の概要報告 より

注目して欲しいのは、1日の読書時間が0分の青いグラフ。
なんと一日に本を全く読まない、つまりおそらく人生で本を読む習慣が無い人が48%もいるんです!

ただ、正直僕はこれには余り驚きません。
なぜなら僕の周りも本を読んでない人が多いからです。

しかし、この記事を読めば、大学生で読書をしていないのがいかに損であるか分かると思います。

ということで、大学生が読書していないという背景をふまえ、そして『読書力』を読んで共感した点を中心にして、なぜ読書をしなかればならないのかについて解説します。

考える力がつく

ここで言う考える力とは、

情報を整理して、本質を見抜く力です。

というのも、実は多くの教養本など(小説は除く)は、その内容の重要な部分は全体の1割ほどしかないと言われています。

残りの9割は不必要というわけではありませんが、重要な1割を補足したり説明したりするものであることが殆どです。

つまり普段から読書が習慣になっている人は、読みながら情報を整理し、重要な1割を見抜く力に長けています。

この力こそが俗に言われる「読解力」だと僕は考えています。

そのため、読解力がある人は、読書以外のシチュエーションにおいても情報を整理し、物事をシンプルに考えることが出来る人が多いです。

本を読んだということは、まず「要約が言える」ということだ。

引用:『読書力』

斎藤孝氏は、「本を読んだということは、その要約が言えること」と定義しています。
なぜなら、文字を追っただけであらすじや要約が言えないようでは、読書した効果が薄いからです。

そして本の要約という行為が、情報を整理して本質を見抜く力そのものなのです。

考えてみれば当たり前ですよね。
読んだ本の要約が言えないのならば、何のために読んでいるか分かりません(笑)

「情報を整理して、本質を見抜く力」は、僕が指摘するまでもなく生きていく上での基本的なスキルです。
これを学生のうちに鍛えておくことは今後の人生で必ず生きてくるはずです。

自己形成のための読書

「本はなぜ読まなければならないのか」という問いに対する私の答えは、まず何よりも「自分をつくる最良の方法だからだ」ということだ。

引用:『読書力』

「自分をつくる」とは、自分の世界観や価値観を形成し、自分自身の世界をつくっていくことです。
「自分探し」と言った方が分かりやすいかもしれません。

自分探しというと、一人旅など外に出て自分を探すイメージですが、大事なことは出会いが人をつくるということです。

他者と本質的な部分を共有しつつ、自己の一貫性をもつ。これがアイデンティティ形成のコツだ。

引用:『読書力』

つまり、他者との接触無しにアイデンティティは形成されないということです。

読書をしていると、自分の言葉にならない感情や考えが、著者によって言語化されるという経験に出会います。
年代や育ちが違うのにも関わらずです。

そして、「自分だけではなかったんだ」という思いが自己の自信になります。

この様にして、自分の世界や価値観を形成していくのです。

知識が増えて選択肢も増える


考えることは、言葉で行う行為だ。

引用:『読書力』

言葉というのは、何も話したり書いたりするだけのものではありません。

当たり前に聞こえるかもしれませんが、頭の中での考え事も全て、言葉で行われます

ということは、言葉を知らないということは、自ずと思考も浅く狭くなってしまいます。
逆に言葉を知っているほど、思考は深く緻密なものになっていきます

そして、言葉を得るために本ほど有益なツールはありません。
文章のプロが書いた文に触れることで、自然と言葉や表現、文章力が身に付きます。

本は言葉の一番の教科書になります。


また、「本」は情報がきちんと整理され構造的にまとまっている一番の媒体です。

なぜなら、高い才能を持った著者が、努力を経て得た知識や認識を、読者に向けて丁寧に語りかけてくれるからです。

つまり、込められたエネルギーと文化的価値が非常に高いのです。

情報だけだったら、ネットで無限に得ることができますが、本で得ることのできる経験とは比べ物になりません。

読書は楽しい!


読書のメリットを簡単に紹介しましたが、正直僕は損得感情で本を読んでいるわけではありません(笑)

では、僕がなぜ本を読むのかというと、これはもうシンプルに面白いからです。

皆さんは心から面白いと思える本に出合ったことがありますか?

良い本(自分にとって)というのは、実はそんなに頻繁に出会えるものではないです。
僕も本をたくさん読んでいますが、正直全ての本が素晴らしいわけではありません。

しかし、一冊の本との出会いが考え方や人生を変えるというのはよくある話です。

是非、皆さんもそんな一冊を探してみてください。


初めに言った通り、半数の学生は全く読書をしていません。皆さんの周りもあまり読書をしていない人が多いと思います。

しかし、逆に言うと本を読むだけで他の多くの学生と差をつけられるということでもあります。

是非この記事を読んでくれた皆さんは、自分の興味を持った本から何でもいいので読んでみて下さい。

今回はこの辺で。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

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