大学院とは何か。進学するメリットを現役大学院生が解説。

Essay

こんにちは。いどっちです。
僕は現在、都内の私立の大学院の修士課程に在籍しています。

建築学を専攻しており、この記事を書いている今、修士論文の構想をまとめています。

そんな僕が、実際に大学院に入ってみて分かったことをお伝えします。

僕自身は理系ですが、多くは文系にも当てはまることなんじゃないのかな、と思っています。

いきなりですが、結論を言ってしまうと、

大学院進学(修士課程)はめっちゃおすすめです!

迷っている方には、背中を押してあげたい。

その理由について解説していきます。

大学院とは?


大学院とは研究機関かつ、次世代の研究者を育成する学校です。

シンプルで分かりやすいですね。

その道の第一線のプロである教授のもとにつき、「自らの」研究テーマを教授の指導を受けながら研究する。そんなところです。

この自らのってところが、意外と大事だったりします。

つまり「研究」と「勉強」は大きく違うということです。

僕は以下のように考えています。

勉強とは、既に明らかにされている、もしくは提唱されている事実や解釈を頭に入れること、これに対して研究とは、まだ世に出ていない新しい何かを考え、発表すること。

もちろん研究する上で勉強は必要なのですが、それだけでは研究とは言えません。

後輩を見ていて思うのは、勉強から研究のフェーズに移行できる人が想像以上に少ないということです。

それには、点数至上主義の日本の教育と、就職予備校と化してしまっている日本の大学に原因があると思いますが、ここでは深く触れません(笑)。

とにかく、大学院は勉強するところではない、ってことだけ頭に入れておきましょう。

大学院は研究室が全て

大学院では研究室というところに所属することになり、大学院に入るということは研究室を選ぶということになります。

僕が専攻する建築学の場合で考えると、計画、構造、環境、歴史などで専攻がさらに細分化されていて、自分が研究したい分野の研究室に所属することになります。

で、このどこの研究室に入るかというのは、どこの大学院に入るかということよりも大事になります。

なぜなら、学部生だと講義がメインで、四年生頃になって研究室(ゼミ)に配属なんてことが多いと思いますが、大学院生は講義はあっても、あくまでも研究室が中心の生活になるからです。

なので、自分のやりたいことと研究室の方向性がマッチしていることはもちろん、先生や同期や先輩との相性も非常に大事です。

だから大学選びのように、知名度や名誉で大学院を選ぶと後悔する可能性があります。

自分がこれから数年間何をどのように研究したいのかは、ちゃんと考えておく必要があります。その上で、特に外部(卒業した大学と異なる大学院)の院に進学したい人は、研究室の教授やメンバーと話しておくことが大事だと思います。

これは余談ですが、僕は研究室の出会いにはすごく恵まれており、研究室の炊飯器で同じ釜の飯を食ってます(笑)。

就職について

大学院生の就職ですが、理系だとやはり院卒は有利です。

特に技術系の会社や職種だと、学部卒だと厳しいところも多かったりします。
そういうところに入れる可能性が上がるという点で院生は有利になります。

また、国立だと推薦の枠がたくさんあり、就職活動をせずに就職できるなんてケースもかなり多いみたいです。(僕自身は私立の大学院なので、博士課程の友達に聞きました。)

理系は有利だけど文系は不利と言われますが、僕が就活をしていた時、文系の大学院生見かけましたよ。また、僕の好きな山口周さんという方は、文学専攻で大学院を出ていますが、電通に入り、そして外資系コンサルなどで活躍しています。

と言っても、正直なところ文系のことはちゃんと分からないので、就職を重視する人はちゃんと確認しておきましょう。

YouTubeに哲学系の動画を投稿しているネオ高等遊民さんは、哲学で修士号を取られた方で、参考になるかもしれません。就職の話の動画もアップしていています。

面白い方なので、気になる人は見てみて下さい。

研究者目指して文学部の大学院博士課程まで進学すると30代でジュース買うの悩みます

ただ、大学院に進学するのが就職のためというのは、個人的には好みません。
大学院は研究機関なので。これはあくまでも個人的な感情ですが。

頭の良し悪しは全く関係ない

最後になりますが、大学院に興味はあるけど頭が良くないと研究できないでしょ

と思っている方いませんか?

そういう方には「研究することに頭の良し悪しはあまり関係ない」と言いたいです。

僕が分かる修士課程のレベルの話ですが。

なぜなら、研究は遊びだからです。(自論です)

研究って楽しいんですよ。

だって、自分の疑問や思いつきを徹底的に考察できるんですよ。
世界に一つの自分の意見をもっと深めていけるんですよ。

これって面白くないですか?

もちろん、スポーツと一緒で、結果を出すためには頭の良し悪しなどが関係すると思います。

だけどそもそも研究っていうのは人生に対する姿勢なんですよ。

大学院は「思考する」という人生最大の遊びを学べる学校なんです。

考えることが人間で最も意味あることだというのは、古代の時代から言い尽くされていますよね。

サッカーやってる人がみんなプロ目指しているわけじゃないのと一緒で、もっと気楽な気持ちで研究ってしてもいいはずなんですよ。

そして、そんな環境と時間がお試しで数年間与えられるのが、修士課程です。

興味あるならやってみなきゃ損じゃないですか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました