【2021年】中古でSONY a7IIを買ったのでEOS RPと比較しながらレビュー

Camera

今年の初めにa7IIというカメラを買いました。

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a7IIは2014年12月の発売で、現在では後継機のa7IIIが発売されており型落ちのカメラです。

そのため、今さらa7IIを買うことに対して不安を抱いている方も多いと思います。

実際にa7IIを買う前の僕も不安でしたし、かなり悩んだ上での購入でした。

そこで、本記事ではそんな人の参考になるように、実際にa7IIを買って良かったことと、使ってみて気になったことを率直にレビューしていきます。

a7IIが気になっている方や、コスパの良いカメラが欲しい方には参考になると思うので、是非ご覧になっていってください!

こんな人に読んでほしい!
Ryosuke.
初めて一眼カメラを買おうと思っている
いまさらa7IIを買うのが不安
予算10万円でカメラを探している

フルサイズのカメラが10万円で買える!

僕がカメラを探している時の基準は、フルサイズミラーレスでコスパの良いものでした。

そこでa7IIのレビューの前に、「フルサイズ」という規格について少し書いてみます。

フルサイズというのは、カメラの心臓とも言える光を電子信号に変えるセンサーの規格のことです。

このセンサーにはいくつかの規格がありますが、基本的にはフルサイズが一番大きいサイズになります。

センサーが大きい方が当然カメラに取り込める情報量が増えるので、より精細で深みのある写真になります。

フルサイズと一つ小さい規格のaps-cとの比較については、SONY公式のページで詳しく解説されているのでリンクを貼っておきます。

https://www.sony.jp/msc/owner/recommend/alens/sensor_apsc_ff/

(SONY公式 “フルサイズセンサー”と“APS-Cセンサー”の違いとは?)

フルサイズのカメラは、それまでは高価で初心者には中々手が届きませんでした。

しかし今では新品でも10万円ちょっと、中古であれば10万円を切る価格でフルサイズのカメラを買うことができます。

僕が買ったSONY a7IIは中古で9万円弱、新品でも11万円です。

他にCanonのEOS RPというカメラも、キャンペーンを使えば新品で10万円ちょっとで買うことができました。

参考に価格コムのリンクを貼っておきます。

https://kakaku.com/item/K0000717585/
(SONY a7II)

https://kakaku.com/item/K0001129952/
(Canon EOS RP)

実際に僕は上記の2機種で散々迷った上で、a7IIを購入しました。

なのでここからは、a7IIを買って良かった点と気になった点を、EOS RPとの比較も交えながら解説していきます。

a7IIを買って良かったこと

まずはa7IIを買って良かった・満足していることを一つずつ解説していきます。

階調表現が豊かでよくボケる

それまで使っていたaps-cセンサーのカメラからa7IIにして一番変わったのは、階調表現の豊かさとボケ量の増加です。

特に暗部と明部が色潰れすることなく、しっかり情報が残っています。

Lightroomでシャドウを持ち上げると、黒潰れしそうな部分もしっかり撮れていることが分かります。

編集前(ハイライトだけ下げてます)
編集後 シャドウと黒レベルを最大まで上げました

明部に関しても、以前までは白飛びしそうなところでも白飛びしないことが多いです。

このように、フルサイズはaps-cに比べて、暗部から明部までのグラデーションが豊かに収まっていると感じています。

そしてボケについてですが、明るいレンズで撮るとすごく綺麗にボケます。

フルサイズ用レンズのラインナップには明るいレンズが多いので、綺麗なボケを活かした写真を撮りたい場合はフルサイズがおすすめです。

フルサイズなのに軽量・コンパクト

https://www.sony.jp/msc/owner/recommend/alens/sensor_apsc_ff/

フルサイズのセンサーはaps-cに比べて大きくなるため、ボディも大きく重くなりがちです。

一般的なフルサイズ一眼レフが800gほどあるのに対して、a7IIは599gとなっています。(共にバッテリーとメモリーカード込み・以後省略)

さらに、a7IIはフルサイズミラーレスの中でも軽いカメラです。

後継機のa7IIiが650g、CanonのEOS Rが660gなので50gほど軽いです。

たった50gではありますが、なるべく軽い方がいいのは確かです。

なお、EOS RPは重さが485g(バッテリーとメモリーカード込み)となっており、a7IIよりさらに100gも軽いです。

EOS RPには次に解説する手振れ補正が搭載されておらず、その分軽いとも考えられます。

手ぶれ補正はありませんが、とにかく軽い方がいいという方にはEOS RPは良い選択だと思います。

手ブレ補正が搭載されている

引用:https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7M2/feature_1.html

僕がEOS RPでなくa7IIを選んだ大きな理由の一つが、a7IIにはボディ内手振れ補正が搭載されているということです。

a7IIには4.5段分の手振れ補正が搭載されているので、夜間の撮影でシャッタースピードを遅くしても手振れしにくくなります。

レンズに手振れ補正があるかないかに関係なく、ボディ内手振れ補正は機能するので安心です。

手振れ補正付きのレンズを使用する場合は、ボディ内手振れ補正と合わせて効くことになります。

ボタンのカスタマイズが豊富

写真を見て頂くと分かると思いますが、a7IIには沢山のボタンとダイヤルがあります。

カメラ上部
カメラ背面

一眼カメラの撮影に少し慣れてくると、よく使うメニューや設定を素早く変える必要が出てきます。

その際、ボタン類にショートカットを当て込むのですが、ボタンが多いのでよく使う機能をすぐ呼び出すことができます。

電子ファインダーが便利

ミラーレス一眼の電子ファインダーでは、ビデオカメラのように撮れる画がそのまま映し出されます。

そのため、露出の設定などを変えると、ファインダー内の映像が応じて変わります。

また、電子ファインダーにはピーキング機能という便利な機能があります。

これは、自分でピントを合わせるマニュアルフォーカスの時に、ピントが合っている部分が変色する機能です。

さらに、ピントを合わせたい部分をファインダー内で拡大することもできます

遠くの小さい被写体にピントを合わせたい時でも、ズームできるのでとても楽にピントを合わせることが可能です。

赤くなっているところがピントが合っている部分です
ズームしてピントを合わせることができます

これらの機能により、オートフォーカスを搭載していないオールドレンズなどでも、かなりピントを合わせやすくなります。

余談ですが、オールドレンズは安価に買えて独特な写りをするものが多いので、とりあえず買って遊んでみるのもおすすめです。

チルト型液晶が使いやすい

基本はファインダーで撮影しますが、低いところや高いところの撮影時に重宝します

カメラによっては液晶がバリアングル型のものも多いですが、a7IIはチルト型の液晶となっています。

これは好みの問題ではあると思いますが、僕はチルト型の方が好きです。

バリアングル型だと撮影方向への軸線と横にズレてしまうのに対して、チルト型は軸線とズレることなく液晶の向きを変えられます

見た目的にも、横に出っ張らないのが僕は気に入っています。

ただし、液晶が撮影方向側に向かないため、自撮りの際に液晶を確認することができません。

そのため、自撮りをしたい方はバリアングル型液晶のカメラを選ぶのが良いと思います。

EOS RPはバリアングル型液晶のカメラです。

交換レンズの種類が豊富

SONYはフルサイズミラーレス一眼というジャンルにいち早く着手したため、他メーカーよりレンズの種類が豊富です。

SONY純正でも種類がある他、ドイツのZeissとの共同開発、さらに他メーカーからSONY用に作られているレンズも多いです。

特にTAMRONやSIGMAからは、コスパの良いレンズがいくつも出ています。

遅れてフルサイズミラーレスに参入したCanonやNikonに比べて、SONYはボディとレンズ共に豊富なラインナップとなっています。

十字キーがダイヤルになっている

a7IIはカメラ背面右下の十字キーがダイヤルを兼ねており、左右移動をダイヤルでできる他、ISO感度などを当て込むことができます

ISO感度をダイヤルに当て込むと、マニュアルモードでの撮影時に、絞りとシャッタースピード、そしてISO感度を直接ダイヤルで操作可能です。

無くても困ることはないですが、操作のしやすさという点ではあった方が便利です。

Canonだと、EOS RPもその上位機種のEOS Rにも十字キーにダイヤルは搭載していません。

そのため、ダイヤルが便利だと感じる場合はa7IIに優位性があります。

a7IIを使って気になったところ

次にa7IIを使ってみて気になった・不満な点についてです。

バッテリーが一日持たない

a7IIは1日がっつり撮影したいという場合にバッテリーが持ちません。

稼働時間は半日くらいと見ておくといいと思います。

ただ、microusb端子を接続することにより充電が可能です。

充電するとオレンジのランプが点灯します

充電しながらの使用はできませんが、移動中や休憩中にモバイルバッテリー等で充電すれば1日使用することも可能です。

そのため旅行等で持っていく場合は、移動中に充電することで予備バッテリーが無くても対応できます。

モニターがタッチ非対応

近年のカメラの多くがタッチ液晶を搭載していますが、a7IIはタッチ液晶非対応です。

タッチ液晶を搭載していると、液晶にタッチすることでピント合わせができたり、操作の幅が広がりなにかと便利です。

僕はモニターは確認程度にしか使わないので不便を感じないですが、よく使う人からすると致命的かもしれません。

モニターをタッチで使う方は、EOS RPなど他機種の方が良いかもしれません。

グリップが少し小さい

a7IIはコンパクトな作りのため、カメラ右側のグリップ部が小さ目なように感じます。

僕は手が大きい方ではないですが、もう少し大きい方が握りやすいなと感じます。

中指と小指が若干余ります

男性で手が大きい方だと、エクステンショングリップなど対策が必要になるかもしれません。

反対に女性など手の小さい方には、大きすぎないグリップなので握りやすいかもしれません。

この辺りはお店などで実際に触ってみるのをおすすめします。

最新機種と比べると暗部性能が弱い

個人的なA7IIの最大の欠点は、フルサイズミラーレスカメラとしては、あまり暗部撮影に強くないことです。

A7IIの常用感度は最高25600となっており、後継機のa7IIIが最高51200、EOS RPは最高40000なのと比べると低い性能となっています。

個人的には、a7IIのISO感度は6400が実用の限度で、できれば3200までに抑えたいといった所感です。

A7IIIやEOS RPのレビューをいくつか見てみると、12800までは実用上使えるという意見が多いです。

恐らくa7IIは最新の機種と比べると、ISO感度の上限が一段分低いと考えておいたほうが良いです。

また、高感度撮影時のダイナミックレンジ(カメラが捉えることのできる光の明暗の範囲)に関しても、最新機種と比べると劣るようです。

この辺りは、より新しく開発されたセンサーに優位性があるのは仕方ないかなといったところです。

夜や暗い室内などで手持ち撮影したい場合は、EOS RPなど最新機種に歩があります。

ただ、昼の撮影では写りに殆ど差はありませんし、夜の撮影でも、三脚や明るい単焦点レンズを使ってISO感度をなるべく上げないようにして対応できます。

最新機種と比べるとオートフォーカスの精度が低い

より新しい設計のセンサーと比べると、a7IIはAF(オートフォーカス)の精度で劣ります。

静止したものだと差はあまりありませんが、動きのあるものを追いかける時(AF-Cモード)はその差が顕著に出ます。

分かりやすい動画を見つけました。

α7、α7II、α7IIIのAF性能の進化を比較。

1/800 
F4_o

子どもなどの動体撮影ではa7IIは明らかに最新機種に劣るので、より新しい機種にするのが良いと思います。

瞳AFに関しても、使えなくはないですが最新機種と比べると精度は多少劣ります。

a7IIと EOS RPの比較

さて、a7IIの良いところも劣るところも説明したところで、10万円で買えるフルサイズカメラの両者の比較表を見ていきましょう。
見やすいように、大事な部分だけを厳選して表にしています。

  SONY a7II Canon EOS RP
イメージセンサー フルサイズ フルサイズ
質量(バッテリーとメモリーカードを含む) 約599g 約485g
有効画素数 約2430万画素 約2620万画素
ボディ内手振れ補正 4.5段
瞳AF
AFポイント数 117点 4779点
タッチ&ドラッグAF
ISO感度 100-25600(拡張ISO50) 100-40000(拡張ISO50)
測距輝度 EV-1~20 EV-5~18
4K動画撮影
シャッタースピード 1/8000~30(静止画) 1/4000~30(静止画)
連写速度(AFAE追従) 最高約5コマ/秒 最高約5コマ/秒
連続撮影可能枚数 25枚(RAW) 50枚(RAW)
液晶モニタ 約123万ドット
チルト液晶
約104万ドット
バリアングル液晶
EVF 0.5型/約236万ドット 0.39型/約236万ドット
撮影可能枚数 約270枚(ファインダー時)
約350枚(モニター時)
約250枚
動画撮影可能時間(連続) 約100分 約100分

大きく勝っている項目は赤字にしてあります。

なんだかa7IIの記事なのにEOS RPの方がよく見えてしましますね、、、。
さすがにa7IIより4年新しい機種だけあります。

ただ、EOS RPの方が優れている点はどれも致命的な差ではないのに対し、a7IIが勝る手ブレ補正とシャッタースピードは決定的な差だと思っています。

僕は明るい単焦点レンズを使うことが多いので、昼の撮影時にはシャッタースピードが1/8000になることもあります。さらに現時点で手ブレ補正のないレンズしか所有していないため、ボディ内手ブレ補正はとても重宝します。

まとめると、a7IIは最新の機種と比べると劣る点もあるが、同価格帯で比較すると基本性能の高さが光ると言えます。

結論:a7IIは高コスパカメラで買いである

先日、a7IIで鎌倉にスナップ撮りに行きました

ここまで書いた以外にも、a7IIはシングルスロットでUSB typeCに非対応など最新機種と比べて劣る点があります。

しかしそれは比べればの話であり、写真を撮るという実用上は殆ど問題ありません。

むしろそれらの機能がないだけで最新の機種よりかなり安く買えるのは、ありがたいことだと思います。

多くの人にとってカメラに使える予算は限られていると思います。

コスパ良くボディを買って、まずはたくさん写真を撮る。
そして、浮いたお金でレンズを揃えていく。

僕は限られた予算を有効に使うためにこのような計画でa7IIを購入しました。
いまは次に買うレンズのことで頭がいっぱいです(笑)。

a7IIの購入を考えている人に本記事が少しでも参考になれば幸いです!

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